黒南風の八幡

arasuji
17世紀初頭、大航海時代末期。日本の近海には当時、幕府の鎖国令にも縛られず、世界の海を駆けた「八幡」と呼ばれた海賊たちがいた。
隠れ吉利支丹として人目を忍ぶ生活を続けていた平戸の刀鍛冶・右近。弾圧の末に奉行所に捕縛された彼を助けたのは、「黒南風の燕」と呼ばれ、オランダ人やスペイン人にも怖れられた伝説の八幡・麝香燕だった。
二人は何者かに連れ去られた右近の師である宣教師フェリペ・デ・ディエゴの行方を追って、鎖国下の日本を飛び出すが、二人の前に立ちはだかったのは、当時、東アジアを支配していたオランダ東インド会社だった!

<仕様>
デ○ズニーの某海賊映画に着想を得た本格海洋冒険譚。パイレーツ・オブ・イーストアジアン!
(著者ブログより転載)

sanka

kansou
まさにドキドキ心躍る海賊ものでした!
右近の海賊に変わっていきながらも、まだでうすを信じる心!
カトリックとプロテスタントの争いをベースにしているのが、流石唐橋先生、とにやりとしてしまいました。
英も強くて度胸があって、まさに理想のヒロインでした!
ヒロインといえば千代も、したたかで別の理想と言えます!
そして燕!
なんだこのカワイイおっさんは!
お茶目で可愛くてカッコよくて、まさにパイレーツ・オブ・イーストアジアンの旨味たっぷりでした。
総督も燕とは別の味でカッコ良かったです。己の信じるもののため、決して心を曲げない男!
あまりの面白さに一気読みしてしまいました

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発行:史文庫~ふひとふみくら~
判型:B6 224P
頒布価格:800円
サイト:史文庫~ふひとふみくら~
レビュワー:浮草堂美奈