第5回Webアンソロ「嘘」

ヴァレンティヌスより愛をこめて

歴史

キリスト教徒の司祭が一人、捕まったと聞いた。 アステリアが彼に会いに行こうと思い、都長官である自分の父の管轄に […]


僕は魔王にはなれない

ranobe

「とりあえず、何も聞かずにこのゲームやってもろてもええですか?」  その日、常連になっている大学近くの喫茶店に […]


永久の夢を夢見て

SF

 つらいことばかりの人生でした。生きていることに常に後ろめたい気持ちでいるような、この世界に自分一人分の居場所 […]


彼方に送るは虚か実か

現代

 箸が床とぶつかる甲高い音が、やけに大きく響いた。固まったままの右手から少しずつ感覚が消えていく。壁にかけられ […]


Fibber&Wimp

ミステリ

 警告灯の灯りが闇を舐め、Keep Outのテープが場を切り裂き、ざわめきが静寂を乱す。  そんな様を横目で見 […]


夜のさんぽ あるいは男子高校生のとりとめのない

ファンタジー

 小学生の頃、学校の行事で地域のゴミ処理場に行った。燃えるゴミ、燃えないゴミの中のビンカン、鉄くず、木くず、大 […]


やわらかな檻

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 会ったばかりのおとこの腕に抱かれながら、沙々奈ささなは宇宙空間が広がる天井を眺めていた。耳のそばではおとこの […]


モーション・ピクチャー・サウンドトラック

BLGL

ブラウン管に映る男は絶叫していた。叫ぶことで、身の内に宿った、害為すものを吐き出そうとしているみたいに。 粒子 […]


高い値段の「嘘」の代償

詩集エッセイ

都内の地下鉄の駅を降りたその瞬間だった。私は、背後から一緒に電車を降りた男性から遠慮がちに肩を叩かれたと同時に […]


ブラックベルベット・サァカス

ファンタジー

 鵺の襲来を告げる鐘が、常夜の闇に響き渡る。次いで聞こえる歓声、銃声、悲鳴、鵺の鳴き声。  霧之宮聖吾きりのみ […]