第7回Webアンソロ「海」

女、三十

純文学

海への小径、と看板の文字が目に入る。本当は菜の花を見に車で来たはずなのに、足は自然のそちらへ向かった。菜の花も […]


猫待ち男子、漁港へ行く

現代

 俺は都内の庭付きマンションの一階に住んでいる。日当たりの良い南向きのテラスと四畳半の専用庭。奥行き約2メート […]


風の少年

lowfantsy

 浜名湖に面した蜜柑山の斜面。ふんわりと甘酸っぱい香りに包まれながら、天浜は独り、湖を眺めていた。  戦前に生 […]


ホマレ

ファンタジー

 その日も少年たちは連れ立って釣りに出掛けていた。皆それぞれに自分専用の小舟を出し、思い思いの場所で釣り糸を垂 […]


歌声

BLGL

 鳴きとよむ潮が、くりかえしくりかえし、津に寄せては砕け、暗いみなぞこに引いてゆく。  遠くへ呼びかけるような […]


セイレーン

BLGL

望月が夜空に浮かんでいる。あたり一帯へとねばついた感触がし潮の匂いがする風が吹いた。 遠目から見てもわかるほど […]


春の海

2次創作

刀剣乱舞 2次創作 -----------------  春の海にまどろむ陽光が、時折ちかちかと目の奥を射した […]


なっちゃんとハワイアンブルーの野望

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「天草の海は好かん」  車窓を流れる景色を眺めながら、なっちゃんが呟いた。  ハンドルを握っているので助手席に […]


夏のあなたもいとおしい

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 久しぶりに帰省した町で、わたしは太陽の灼熱を駅舎のひさしの下で逃れながら兄を待っていた。  ぷくぷくと浮き出 […]


海へ行く

家族

山波が見える。手前にはダム。広大な湖水が広がっている。湖水の如く、という古い言葉で呼ばれた急峻な流れの川はその […]