カラスが住む庭


「あそこには危険を冒してまで、カラスがたかるだけのものが潜んでるからな」
 
 高校から帰る白永裕士の前に現れたひとりの男。その男が持ってきた情報は、十数年前に姿を消した兄のものだった。半信半疑になりながら「カラス通り」の一角にあるカフェに向かうと、情報通り少女とカフェを営む兄の姿があった。だが、戸惑いながらも再会を終えた裕士に、先ほどの男が再び現れて言ったこととは──。
高校生が裏通りで奮闘する、現代ファンタジー。
(裏表紙より転載)

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