仄青く揺れるものを


泣くこともゆるされぬ性背負いつつ弱音を吐ける恋はいいよな/半身よ 君よ 囁きあうことは偏光板のひかりの洪水/支え合うようなふたりになれなくて共倒れする恍惚を待つ/けふ豚の屠殺を見ました蝿曰わく性の目覚めは常に夏です……BL短歌自選歌集「仄青く揺れるものを」

(文学フリマWebカタログより転載)

呼吸困難になりそう!不道徳!好き!!
蝿の王や恐るべき子供たちを想起させるような短歌

bl


発行:空際
判型:新書版 本文58P 
頒布価格:300円
サイト:巣ごもりの日々

レビュワー:Em.