ヨンコと四個のビン


手のひらに乗るサイズの箱の中に、小さなビンが4つ入っています。
物語の中で、主人公の女の子は4つのビンを順番に開けていきます。
あなたも、実際に、4つのビンを開けて物語を追いかけていかなくてはいけません。

そのへんてこな仕掛けの先には、
いったい何が待っているのでしょうか。
ページをめくるかわりに、ビンの蓋を開けて物語を読む。
面倒くさいし、かさばるし、ちょっと楽しい?
得体のしれない物語を、得体のしれない様式でお読みください。

(文フリのWEBガイドからの転載)

箱の中にある四つのビンに入ったお話と、プロローグ、エピローグからなる不思議小説。自分で手を動かして読まないとすすめられないのだけれど、ビンを開ける時のドキドキさと言ったら! 子供も楽しく読めて、しかもちょっと冒険風だったりするテイストが楽しいと思いました。それにしてもお父さんは、もう。と読後に思ったのは僕だけでしょうか。
(うちの子供は「お父さんかわいそう(ひどいけど)」と言ってましたよ)


発行:おとといあさって
判型:
頒布価格:400円
サイト:不明
レビュワー:添嶋譲