後輩書記とセンパイ会計、不浄の美脚に挑む(2)


 開架中学一年、生徒会所属、有能なる書記のふみちゃんは、時代が違えば歴史上の文化人たちと肩を並べるほどの上級者だっただろう。そんなふみちゃんを律儀に見守る、一年先輩の生徒会所属、平凡なる会計の数井くん。二人をめぐる不思議現象を書き綴った、ゆるふわ妖怪短編集。 妖怪に詳しくない方にもおすすめ! ぜひふみちゃんに癒されてください。
(Amazon商品紹介より転載)

※過去の感想はこちら
 後輩書記とセンパイ会計、不浄の美脚に挑む(1)
続きを読む

anim-I-nimus(アニマアニムス1)


収録作品1「向日葵は太陽よりも美しい」
 白いレースのカーテンが舞い、私は「彼女」と出会った。
 夏空の下、愛を探す旅は「彼女」を探す旅に、やがて母を探す旅へと繋がっていく。

収録作品2「まだ空を見られない」
 夜空を見るのが怖かった。その理由はただ一つ。深い夜の色は、死の色に似ているからーー
 ねえ、今、あたしの未来が見える?

続きを読む

世界再生の書物と一つの楽園(2)


西暦3300年、物的資源問題を解決した人類は、自らの量子化を済ませており、優雅で怠惰な、種としての余生を過ごすのみとなっていた。荒廃した地球を見捨て、雲上都市へと逃げ去った人々は、しかし、孤独に苛まれ、地球全土を網羅する過去の遺産たるネットワーク上に、六つの学園からなる一つの楽園を構築した。これをRe:Worldと呼ぶ。仮想空間上の学園に転校してくる自身の情報を伏せた天界人の中に、記憶を持たない少年が現れたとき物語は始まる。くしくも眺望を司る華久楽大付属雅高等学校では、一年次の代表によるクラス対抗レクリエーションが始まろうとしているところだった。
(作品カバーより)

※過去の感想はこちら
 ・世界再生の書物と一つの楽園(1)

続きを読む

鬼と行かば、魔に逢う暮れに


どんな事にも理由はある。但し、一つだけとは限らない。
古書店を営む「私」は、友人である「先生」の青い瞳に理由律の海を見る。
『青春雑音』、ノスタルジアの影に潜んでいたのは。『創嫉残響』、魔物と戦う者があげた叫びとは。『夕日証明』、見えないものにこそ意味がある。
サークル・島梟がお送りする秋と冬の青春怪談短編集。
(作品裏表紙より)

続きを読む

幻想銀座 vol.1


ファンタジー系ライトノベル合同誌。

『魔女のフヘン的純愛』(羽根川牧人&むらいち)
魔法学院の先生に恋をした私。
叶わぬ想いを揺り動かすのは、ある日見つけたフシギな石板。
ねえ石板? どうすれば先生のこころを手に入れられる?
答えてくれたなら、何だってやってみせます。
そう――愛のためなら、ありとあらゆる行為が許されるのですから。

『二人で空を飛ぶ方法』(吉田岡&露鴨)
大海に浮かぶ浮島都市に住む少年・ハクロウには、空と宙との境界【汽空域】開発のパイロットになるという夢があります。
しかし、夢には壁がつきもの。
前途洋洋なはずのこの少年の眼前に立ちふさがるのは、高所恐怖症という、馬鹿馬鹿しくも致命的な問題なのでした。

(サークルサイト様より転載)
続きを読む

幻影機関


この都市の蒸気は深く濃い。
――変貌する怪人と赤色をまとう探偵
――逃げこんだ諜報員といにしえの種族
――駅に降り立ったばかりの極東の女性
蒸気都市国家〈帝都〉にて織り成される三つの物語。

蒸奇都市倶楽部が発行するオリジナル世界のスチームパンク風作品集。第一号となる「幻影機関」には『白き貌、赤き異』、『鐡と金剛』(前編)、『暗翳の火床‐地下炉‐』(前編)の三編を収録。また巻末付録として帝都小辞典も収録。

(創作文芸見本誌会場 HappyReading 様に掲載のあらすじより転載)

続きを読む

幽人、籠枕を好み


内と外。境界の向こうで微笑む彼が、私を待つ──
古書店を営む『私』は常連客の『先生』に手を引かれ、今日も不思議に触れていく。哀しき魚たちの魂に触れる『魚の話』、不可解な人間の心に触れる『幽霊の話』、そこに映るものについて頭を悩ませる『映るものの話』。
サークル・梟流がお送りする夏の青春怪談短編集。
(裏表紙あらすじより抜粋)

続きを読む