スウィートフィッシュとジグソーパズル


そんな奇跡があったっていいじゃないか。
写真撮影が趣味の佐野は、撮ってもいない写真がカメラに保存されているということに悩まされていた。友人に紹介されたカウンセラー・鮎川の元へ相談に行くが、事態は予想外の方向へ向かう。【ハイド・アワァズ・リグレット】
カウンセラー・鮎川を中心とした短編を五編収録。

(サイトの情報より転載です)

僕はわりと先にラストを読んでから安心して最初から読む、みたいな邪道なことをするんですが、買うときに作者さんからどんなお話かを伺ったのでそれはやめにして最初から読みました。

まさにパズルのようにところどころをヒントにして継いでいくと最後に大きな絵が完成するという感じ。文章量も多くなく、むだにはらはらしないので好きです。でもちょっと途中急ぎすぎたかなーと思ったところもありました。全体のバランスとったらこんなもんかもなーとも。

一番好きな話はカメラの人のやつで、一番はらはらしたのは物まねタレントのやつ。読みやすかったので、次回作も読んでみたいと思いました。これくらいならうちの子供なら読めるかなー。


発行:色彩Writer
判型:文庫 126P 
頒布価格:700円
サイト:色彩Writer
レビュワー:添嶋譲