一匹狼と子連れ狼の戦い。はたして結末やいかに。
(作者サイトより引用)
カテゴリーアーカイブ: 純文学
卵子の血税
見世物小屋やエログロナンセンス、はたまたデカダンに到るまでの猟奇的な空気を好む、全ての少女へ捧げられた罪深いアンソロジー。
この命をくれてやる。(2)
人を殺さなければ死んでしまう病気に罹った賢治と、身体を売りながら彼を匿う鴇子。
鴇子は妊娠し、やがて選択を迫られる時を迎える。
あるアパートにて、
あかとあお 2013 秋 東京
少女○○して ここより先、春。
道がある。何処までも続くと思われる、まっすぐな道だ。その中腹あたりを境として彼方を風花、此方を桜吹雪の舞う一本の道を(こんなにも晴れた日だというのに)こちらへと歩いてきた少女がセーターを脱ぎ捨てて、今年最初の桜を踏みしめる。
散文詩でありショートコントであり短詩形であり何者にもならなかった
(なれなかった)私、或いはもしかしたらあなたのような掌篇。
(文フリWEBカタログより転載)
この命をくれてやる。(1)
人を殺さなくては死んでしまう病を患った賢治と、
身体を売りながら彼を匿う鴇子。
ふたりは薄暗い世界の片隅でひっそりと、息を潜めながらも睦まじく暮らしていた。
そんなある日、鴇子は自分が妊娠した事に気付く。
何故、生きるために命を食べながら、人を殺してはいけないのか。
命の価値は、重さは何で決まるのか。
自問自答を続けながら賢治を守り、鴇子は子供を胎内で育んでいく。
そして臨月を迎えた鴇子は、ある決断を迫られることになるが……?
(ブログより転載)
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猟犬の残効(2)
2022年、ニューヨーク。フリージャーナリストのダイアンは、元夫ギルバートとともに奇妙な失踪事件に携わる。犯人は誰か。なぜ起きたのか。一切が不明のなか、浮かび上がってくるダイアンとギルバート、そして養女・ジャンナの過去。錯綜する事件はやがて大きな転換期を迎え、三人の手から離れはじめていく―
三日月理音がお送りする、ハードボイルドサスペンス。(表紙裏より転載)
猟犬の残効
2022年、ニューヨーク。フリージャーナリストのダイアン・デイが元夫・ギルバートとともにとある集団失踪事件に遭遇する。
一切が不明のなか、ダイアン、ギルバート、養女・ジャンナの過去が浮き彫りになり、錯綜する事件は三人の手を離れて行ってしまう……
(サークルサイトより転載)
先読
主人公「田西源五郎」は特殊能力者の一人である。能力は< <先読>>。これは他人の特殊能力を比喩的に知覚できる能力である。
彼は紙幣を販売する会社でアルバイトをすると同時に、依頼を受けて特定の人物の能力を< <先読>>する副業を行っている。
しかしアルバイトの身分だというのに、仕事は増え、全社をまきこむ企画を担当し、恋人とは疎遠になっていくのだった。