私はアウトレットモールの高級ブランドのショップで働いていて、今日は中国人や韓国人に加えて、金持ちでない日本人も多く来た。隣接の駐車場だけでなく場外駐車場もほぼ満車で、臨時バスは常に行き来し、周辺に立って交通案内をする警備員は暑い中長袖を振り回していたという。
荒らされた店内の整理でかなり遅くなり、私は日付が変わるギリギリに店を出て従業員用の駐車場へ向かった。さすがにこんな時間まで残っていたのは私くらいらしく、駐車場はほぼ空車になっていたが、私の車と、ぴったりくっついて隣の車だけが残っていたのが気味悪い。車に近づくと後ろのトランクルームが空いていてぎょっとした。いつの間に。とはいえ、特に何かを入れていた覚えもなかったのでそのまま閉めて、ふと隣の車を見ると、車の下から人の足が伸びていた。嫌なものを見てしまったなあ、と思いながらも私は車を発進させた。
駐車場を出ると、警備員が「ライト付けたほうがいいですよ」と教えてくれた。彼らは小型のマイクを身につけている。こんな時間までご苦労様。私は、十字路ごとに立っている警備員に案内されるまま車を進めた。