卒塔婆Carnivalとは?

「彼岸に落ちた宝物、死にゆく僕らの贈り物、僕らの墓標の手向けの徒花、貴方の枕元に立つ物語……さあさ、卒塔婆カーニバルが始まるよ! 見なきゃ彼岸で後悔するよぉ?」
(少女、見慣れぬ天幕の看板を見上げる)
「卒塔婆カーニバルってなぁに?」
「やぁ、お嬢ちゃんこんにちは。卒塔婆カーニバルが気になるのかい?」
「うん」
「卒塔婆カーニバルってのはねぇ・・・今夜から始まる、こわいこわ~いおはなしの百夜語りさ」
「ひゃくやがたり?」
「ああ、百日かけて、毎晩一話ずつ、こわいおはなしをしてゆき、百日目には・・・」
(男、少女を覗き込む)
「百日目には・・・?」
「一冊の本になるのさ!」
「本になるんだ~」
「そして百日目が・・・」
「百日目が・・・?」
(男、溜め)

「大阪文学フリマの日なのさ!」
「そうなんだ~!」

(少女、男に導かれて天幕へ入る)


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