【友達】(第二十四夜)

 私達は女子ばかり五人で地元の公園で花火をしようと集まった。公園へ向かう途中で、A子がコンビニへトイレに行った。私達は先に行ってると言って、A子を待たずに公園へ行き、花火を始めていた。花火で遊ぶ楽しさに、私達はしばらくA子のことを忘れていた。十五分ほど経って、買ってきていた花火も半分以上無くなった時、B美が「A子遅いね」と言って、私はそういえばとA子がまだ来ていないことに気がついた。だけれども「え、A子ならいるじゃん」とC代が振り返ると、そこにはA子が立っていた。私はなんだと安心した。B美も「なあんだ」と声に出してほっとしたようだった。でも、A子はずっとうつむいていて、顔が見えないし、一言もしゃべらない。「A子、大丈夫? 気分悪い?」と私はA子の顔をのぞきこむようにして声をかけた。瞬間、D恵が私の腕を引っ張った。何? とD恵を見ると、D恵は首を横に振って、後ずさる。D恵はA子を見ていたから、私もA子をまた振り返ると、舌がだらりと垂れたA子が。
 そこから私の記憶はない。
 コンビニから公園までの途中にある草むらからA子の遺体が発見された。死因は何者かによる絞殺だった。