呪われた少女


高校一年生になった冬城凜は美術部に入り、高月真夜と出会う。 たった二人しか部員のいない美術部で、真夜の絵の才能はあまりにも秀でていた。 唯一の部活仲間である真夜を、凜は嫉妬と羨望の対象として意識していく。

オカルトと思いきや出だしは青春物。すぐに純文学めいたかと思うとSFになって、最後はあっと思わされる・・・一粒で何度も楽しめる続き物の短編2本。序盤と後半に若干しんどい箇所があるけど乗り越えて読む価値あり。


発行:エカポニアの月
判型:文庫 80P
頒布価格:400円
サイト:エカポニアの月
レビュワー:えりふみ