ビオトープ

arasuji

kansou
こんにゃくさんのいいところは
・細かい描写を入れてくれて想像しやすいところ
・心の弱いところをくすぐるようなきゅんとくる描写がうまいところ
だと思っています。
私のよーに妄想をふくらませながら読むタイプには
ドンピシャリですね。

象徴的だったのが
「おやますわりでまっていて」
「モーリー」
「Broken Youth」
の3作品かな。

特に好きなのは「Broken Youth」です。

特別なことなんてなんもない
でもなんだか特別になっちゃいそうな
でも何も起こらない
そのぎりぎりの感じがリアルで、どうしようもなく愛おしくて、
あったわけでもない空気感が妙になつかしくて、
すごく大切な気持ちにさせてくれるのです。

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発行:InU
判型:文庫(A6) 206P
頒布価格:500円
サイト:InU
レビュワー:にゃんしー