2014年7月1日 / 最終更新日時 : 2015年8月5日 straycat Review プリニウスの赤い天狼 「熔ける葉脈」 奇妙なシテの女が導く、現代の道成寺。 「giudecca」 軍人の男が、”都市”を支配する女男爵の住まう城(ビル)に招かれる。 そして、都市を脱走した少年は、甲冑の男に命を救われる。 この哲学的2編からな […]
2014年3月25日 / 最終更新日時 : 2016年2月5日 straycat Review 背中合わせアンソロジー「アルギエバ」(2) 「背中合わせ」をテーマとした、十六人の作家によるアンソロジー。
2013年11月28日 / 最終更新日時 : 2013年11月28日 straycat Review 鳳凰の剣 現代日本に暗躍する魑魅魍魎を倒すことで生きる男、冬木三十狼。フリーランスで戦う彼も、過去には国家組織という大樹に寄って戦っていた過去を持つ。 そんな男が、常連の『仕事』の請負先から一人の少女を任せられることになる。彼女の […]
2013年11月20日 / 最終更新日時 : 2013年11月20日 straycat Review グフノー偽典vol.2 頭の中に直接響く「指令」に従って行動する少女の眼前に広がる戦場、死体、軍馬の鳴らす轡の轟き… グロテスクな描写に始まり残酷な幕引きで終わる短編。
2013年11月19日 / 最終更新日時 : 2016年2月5日 straycat Review さんた・るちやによる十三秒間の福音 舞台は近世初期の長崎。吹き荒れるキリシタン弾圧の嵐と、殉教者たちの姿を刑場の役人たちの視線から描く表題作をはじめ、『平家物語』屈指の名場面「重衡被斬」に取材し、南都の夜を描く『或る罪人の死』、チャップリンの名作映画『モダ […]
2013年10月6日 / 最終更新日時 : 2015年2月22日 straycat Review 繭のみる夢 “ひと”と“ひとならぬもの”の関わりを主軸とする、2001年~2005年に発表した短編・掌編6編を収録。完売誌だが、収録作のうち「吠えるひと」「姉、来たる」「宴のあと」は、2013年現在サイトにて公開。
2013年10月3日 / 最終更新日時 : 2015年2月22日 straycat Review Apology Documents/c 百物語を彷彿とさせる怪談短編集。小雨の降る夜、教室に集まった「僕ら」は、一人ずつ順番に自分の恐怖体験を語り始める。 収録作は「プロローグ」 ( 著:境桂馬)「背高の木」 (著:境桂馬 原案:境の米問屋)「書き取り練習 […]
2013年9月28日 / 最終更新日時 : 2016年2月5日 straycat Review 青墓 嵯峨・清涼寺の僧である光陰は、知人の供養のために美濃国野間庄内海を目指して中山道を旅していた。しかし、老曾の森を越えたところで夜になり、その日の宿に困っていると、そこに不思議な女性が現れる。 その女性は盲目であった。 […]
2013年9月28日 / 最終更新日時 : 2016年2月5日 straycat Review 蛇行する意識のほとりで君と那由多の夢を見る 戦前と思われる日本を舞台にした怪奇・伝奇の掌編集。六人の「私」が語り手となり、六編のそれぞれの奇怪な出来事を描いていく。収録作は「白との邂逅」「文子」「繭還り」「花の女」「嘘爛漫」「黒との邂逅」
2013年9月28日 / 最終更新日時 : 2013年9月28日 straycat Review 真琴さんの引っ越し 売れない漫画家の父を持ち、貧乏が祟って母を亡くした女子高生の真琴さん。 理不尽さを噛み殺しながら、生計の為にアルバイト漬けの日々を送っている。 ある時、幸せを運んでくれると自称する、座敷わらしの太郎丸と出会う。 彼の […]