さよなら楓ちゃん
まー……ピンク色のかわいらしい装丁で……ねえ。
結論から言うていい?いいかな?
……あかん、あかんよぉーこの話は!
オロオロオロ
めっちゃ泣ける奴やないか。。
なんかもうそれが全てやわ。
切ない。切なすぎる!!
女の子の友情ってなんて美しくて残酷なのだろう、と
いう表現ではまだ半分。
この小説の妙は、それをぬいぐるみを通して暗示的に映しているところ。
だから、さよならを言う相手は、友だちではなく、
あくまで楓ちゃんなのだね。
卒業アルバムの厚い革の表紙を開けば、
大好きだったあの子は、まだ不器用な笑顔のまま。