2016年10月15日 / 最終更新日時 : 2020年8月21日 Review Review 舌足る廻転の下降調 遠藤ヒツジ、最新ゼロ年代ポストロック的悪夢小説。 10年前、大学一年生の冬に書いた小説の骨子を転用して、まったく別次元へ連れていく不条理文学。 (10年前の小説も併載) 「舌足る廻転の下降調」 街に戻ると、季節が […]
2016年8月2日 / 最終更新日時 : 2020年9月10日 Review Review ホクリクマンダラ 福井・石川・富山をテーマにした文章メインの一次創作アンソロジー。 小説を中心に短歌・紀行文・エッセイなど26作品を掲載しました。 北陸が故郷だったり、住んだことがあったり、今暮らしてる場所であったり、関わりがあったり、憧 […]
2016年7月27日 / 最終更新日時 : 2020年8月21日 Review Review 輝く瞳に夜の色 その夜、竜は恋をした。 竜を召喚する女と、召喚される竜をめぐる情念。 第70回~84回フリーワンライ作品集短編連作。 フリーワンライ(提示されたお題からひとつ以上のテーマを選択して一時間で文章作品を作成する企画)という […]
2016年5月5日 / 最終更新日時 : 2020年8月21日 Review Review ぬばたまの夜の更けるまで 東日本大震災の周縁を巡る、東北出身者たちの日々を描いた連作短編小説4篇。 (サイトやまいぬワークスより転載) 2015年9月4日、「私」は仕事仲間の数井さんと福島県楢葉町を訪れた。明日からは規制解除が行われる。ぶらぶらと […]
2015年9月29日 / 最終更新日時 : 2015年9月29日 straycat Review 君を想う きえる、きえて、ゆく。 それは、触れられぬ幻のように。 四季と別れがテーマの短編集。 作者サイトより転載 それぞれの四季に起きる、お別れについての短編集。 読みながら「この話すき。」「この話も好き」とかやってたら結局全部 […]
2015年8月25日 / 最終更新日時 : 2015年8月25日 straycat Review 沈黙のために おばあちゃんと孫が手に手をとって逃げ出す表題作ほか、少年とアンドロイドの話、馬を撲殺する話などの物語を収録した短編集。SFっぽい。 (第二回文学フリマ大阪/作品紹介より) シンプルな装丁がかなりかっこいい。 中身の文字の […]
2015年8月21日 / 最終更新日時 : 2015年8月21日 straycat Review グランジナースの死 まず手に取って思うこと。 これまでこの本を手にしてきた誰もが同じ感想を持ったと思うのですが、 装丁がとてもいい。めちゃくちゃいい。 新潮社や角川文庫といった大手出版社の書籍をモチーフにした作りになっていますが、 単なる真 […]
2015年8月12日 / 最終更新日時 : 2015年8月12日 straycat Review さよなら楓ちゃん まー……ピンク色のかわいらしい装丁で……ねえ。 結論から言うていい?いいかな? ……あかん、あかんよぉーこの話は! オロオロオロ めっちゃ泣ける奴やないか。。 なんかもうそれが全てやわ。 切ない。切なすぎる!! 女の子の […]
2015年7月19日 / 最終更新日時 : 2016年2月5日 straycat Review 湊屋の梢さんと居候の二階堂くん 澤ノ井の湊屋といえば、由緒正しい和菓子の老舗。 その創業家である湊原家の娘・梢と、湊原家の居候・二階堂は澤ノ井高校の先輩後輩関係でもあり、梢の小さな我儘に二階堂が振り回されることもしばしば。 そんな中、女将の椿が体調を崩 […]
2015年7月16日 / 最終更新日時 : 2015年7月16日 straycat Review まちあかり―庭灯ー 有志の女性数名による文芸サークル「まちあかり」の詩と短編小説のアンソロジー。これまでにも冬をテーマにした『冬灯』、旅をテーマにした『旅灯』などを文学フリマで頒布しており、8回目の文フリ参加となる第二十回文学フリマ東京での […]