きえる、きえて、ゆく。
それは、触れられぬ幻のように。
四季と別れがテーマの短編集。
作者サイトより転載
それぞれの四季に起きる、お別れについての短編集。
読みながら「この話すき。」「この話も好き」とかやってたら結局全部好きでした。
お別れの話(特に人ではないものとのお別れの話)はもともと好きなんですが、それにしたってツボだらけで素敵。
本全体に漂う空気が好みでした。
読み終わったあとに、少しぼーっとしてしまって、陶酔感とはこういうことを言うのかと、実感しました。良い余韻。
発行:ツギハギノクニ
判型:文庫(A6) 110P
頒布価格:600円
サイト:ツギハギノクニ
レビュワー:小高まあな