シラノとベルフェゴール

arasuji
羽ペンで相手の急所を突いて暗殺するシラノ。甘い息で相手の意識を奪うベルフェゴール。暗殺や詐欺を生業とする2人は過去の事件で深く結び付けられている。だが立ちはだかる敵の前で……

kansou
とにかく設定が上手い。匂いを添付できる、Googleスメルの機能に感服。シチリアを舞台にしているけれど、政治的背景もチラついて物語に奥行きがあって安定感がある。装丁も構成も素人ですか、マジで?という感想。
一応、BL風味とのことだけど、2人のこの後はどこですか?という気持ちになりました。事後ください!(笑)ミント食って凹んで座り込んでるベルフェゴールに萌えます。メンタル豆腐おじさん。ごちそうさまでした。

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発行:クロヒス書房
判型:文庫(A6)168P
頒布価格:600円
サイト:クロヒス書房
レビュワー:宇野寧湖

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