のびざかり闘争

[easingsliderlite]arasuji
「ナミアはついてくるなよ。オレはバッキオのところに行くから」
ある日突き付けられた拒絶の言葉に、ナミアは動揺し思い悩む。その発端には技使いグループの分裂騒動が関わっていて……。
少女たちのささやかな成長物語。ライトな異世界ファンタジー。

思春期のはじまりってむずかしい

(WEBカタログ『Plag!』より抜粋)

sanka

kansou
難しい年頃の男子VS女子の話。短編作品としても微笑ましく楽しめますし、壮大な藍間ワールド・同世界観作品の導入にもオススメ!

特に両派のリーダー、リンとバッキオの関係なんかは、のびざかり特有の意地や不器用さがニヤニヤです!
もちろん、この作品のヒロインであるナミアとケーヒスの関係もいじらしくって歯がゆい、読者が素直に応援したくなる想いが描かれており、青春初期の甘酸っぱさなんかを胸いっぱいに感じられる読後感の良いお話。

あらすじから、ケーヒスの真意は…という『引き』がありますが、最後まで読むとこの年でこのイケメンぷりは末恐ろしいですよね…ナミアちゃん頑張れ!

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発行:藍色のモノローグ
判型:文庫(A6)  84P
頒布価格:500円
サイト:藍色のモノローグ
レビュワー:堺屋皆人