CANDY×GAME

arasuji

さぁ、ゲームを始めよう。

目が覚めたら、見知らぬ部屋にいた。
真夜中、幼なじみ・藤原公隆の家で永沢悠里が突きつけられた
突拍子もない現実とは?
  ―「黄泉がえり。」

「今日一日ちょっとバイトしてくれない?」
公隆の母、多香子さんに拉致られ、連れて行かれたのはとあるレストラン。
「仕事に関しては、模擬結婚式の花嫁役をやってもらいます」
 ―「十月の花嫁」

嘘吐き少年×正義漢女子。
幼なじみの高校生ふたりが繰り広げる日常という名のゲーム。
某所で「謎解きライトコメディ」という上手い表現をいただいた
ぬるい騙し合いと駆け引きをどうぞ。
(第6回Text-Revolutions Webカタログより転載)

kansou

作中にちりばめられたトラップ、伏線、ミスリードの数々。
3つミスリードがあるとすると、最初の1つは気が付き、2つ目は何となく気付けるときもあって。。。よし、今回はトラップを読めたぞ!と思ったところから3回目のトラップ発動、どんでん返し。

(や、やられたー! またトラップにはまったー! 今度こそ全部伏線に気が付くぞ!!)

と楽しく何回もどんでんがえしに引っ掛かりつつ楽しく拝読しています。
「光塔館殺人事件」も、(2つ目くらいまでのトラップには気づけたんだけどなぁ、3つめが…くっやられた!!)と、読み終わったときに、トラップにまんまとひかっかったのに爽快感があって!!

「真夏の夜の夢」も、途中までは伏線というかトラップというか、読めたんですが、最後また引っ掛かりました……!!
コミカルでミステリー要素もあって、アドベンチャーっぽくもあって、楽しく拝読しています。

data

発行:SiestaWeb
判型:文庫/100P
頒布価格:500円
サイト:SiestaWeb
レビュワー:納豆