折句短歌 鳥十題
ヤタガラス
やわらかに
タンポポ綿毛
ガスタンク
ランプの傘に
すらっと積もる
テラツツキ
テキストの
羅列ながめる
つながりが
津波のように
君へと流れ
シラコバト
蜆買い
らっきょう漬ける
子供らと
バランスゲ-ム
取ればゆらゆら
コノハズク
コオロギが
野原で鳴けば
蜂の子も
ずんずん飛んで
曇り無き空
アホウドリ
あなおかし
星が流れて
海の中
どんどん注ぐ
リズムを刻み
トラツグミ
心太(ところてん)
ラムネを飲んで
つく休み
愚痴はかき消え
身は生き生きす
ヒクイドリ
雛鳥が
栗の木過ぎる
家離れ
どこまで飛ぶか
陸を離れて
ミツオシエ
水割りが
冷たく喉を
落ちていく
しみじみ思う
縁の不思議を
カイツブリ
牡蠣を蒸し
イカ焼き食べて
つぶ貝や
ぶりのお寿司も
両手に抱え
コウノトリ
コスプレは
運転士さん
のびのびと
撮り子の前で
両手を広げ
サークル名:庭鳥草紙(URL)
執筆者名:庭鳥
一言アピール
北海道から九州まで、すあま食べ比べ本と歴史創作小説を持って巡っている鳥ですが……短歌も詠みます。


