テキレボWebアンソロ

コーヒーとまんじゅう

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 花を贈ろうと思った。  人はなぜ花を贈るのだろう。  美しく命の短いものを贈るのがはたして最上なのだろうか。 […]


試験

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 コトリ、と机上に置かれた木工細工に、銀髪の青年魔道士ソーサラーは怪訝そうな目を向けた。  着彩はされていない […]


flavors of life.

BLGL

「ただーいまー」  お客さんに会うから、と珍しくスーツ姿で家を出て行った忍が帰宅と共に持ち帰ったのは、いやに愛 […]


百年の刹那

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 コンコン コンコン 「うっせー……」  夢の中まで響いてきたノックの音に飛び起きたものの、部屋はまだとっぷり […]


やりきれない夜に

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 どうにもやりきれないことがペン先よりもすばやい速度で鋭くやってくるので、どうにもやるせなく『海辺のカフカ』や […]


さいごの授業

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 先生は、あす学校からいなくなる。  だというのに、いつものように国語の授業はすすんだ。  いつものよう、に教 […]


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花びらは、夜に降る

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 白い花びらが、夜の闇を染めていく。夜の底は白く、綺麗ねと君が呟く言葉も溶けてゆく。花びらの落ちはじめを見よう […]


愛の花は橙に染まる

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 朝。小気味いい音とと共にカーテンが開けられ、部屋に明るい陽が差し込む。その眩しさに、閉じていた目を更にギュッ […]


模造の花は贈れない

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「博士Dr.、見て欲しいものがある」 モニターの隣に設置したスピーカーから流れる合成音声に、白衣の背中が僅かに […]