K~黒衣の天女~
本編をご覧になっていない方でも楽しめる、K読み切り第四弾!
弱国が戦勝する為、いつものように雇われた戦争一族K。
しかし、その弱国は、Kの「歴代最強」と謳われる暗殺者の娘を誘拐してしまう。
絶対に怒らせてはいけない女の、孤軍による大虐殺が始まった!
(作者様ブログより転載)
読み始めてすぐ、「戦う女性を書きたい!」という、作者様の情熱が伝わってきました。
男性たちも格好いいのですが、やっぱり主役は女性たち。
特に優雅な物腰のルー・ガルーもいいのですが(←大好き)、やっぱり格好いいのはZEKU・K。
戦うヒロインはハードボイルドなだけでなくセクシー。
うまくいったと思えばピンチに陥り、切り抜けたと思えばまた難題が降りかかってくる……
と、バトルの構成がとてもよく練られていて、常時ハラハラしっ放しでした。
そして、このハードボイルドなお話のもう一つの柱が、母たちの愛情。しかも、歪んだ愛情。
ZEKU・Kの、娘への愛情は、歪んでいるけど純粋です。純粋だけれど歪んでいます。
こんな愛情のありかたがあるんだな……と、しみじみ感じました。
そして、そんな愛を受けている娘の描写、とっても可愛らしいです。
驚きとドキドキの詰まった作品でした!