飲食系アンソロジー なないろ世界の食歩記(3)
美味しい物語、集めました――「食べ物・飲み物」に関する6つの掌編小説アンソロジー。
ファンタジーから現代コメディ、日常ミステリまで、貴方の空腹を満たす極上の物語を「いただきます!」
(創作文芸見本誌会HappyReading様より、登録されてましたあらすじを転載)
※過去の感想はこちら
なないろ世界の食歩記(たべあるき)
飲食系アンソロジー なないろ世界の食歩記(2)
まずはとっても美味しそうな表紙を担当された岡亭みゆさんが、表紙だけでなく飾り枠や各扉絵カットなども担当されていると知ってびっくりしました…!凄い可愛かったです!
執筆された6名の方全員の世界観が独特かつ豊かで、本当に美味しい物語を1店1店巡っている様な気持ちになりました。
・うンまいジャムの、その半分(世津路章さん)
魔女の優しさにほっこり…!泣いた後の甘いものはいいですね、心とお腹がとても温まりました。ジャムがホントに美味しそう!
・分かれ道はデミグラスソースを入れるか入れないか(柑橘さん)
とっても美味しそうでした!一杯食べる君が好きですね、その後また急いで作り直しましたというオチに思わずほっこりしながら笑顔に!
・砂糖衣に包まれて(いぐあなさん)
世界観に奥行きを感じました。
ウロボロス様のボンボンに砂糖をつけてあげたメイドさんは誰だったのだろうと色々思いはせてしまいます。
・ネロ・バリスタ(服部匠さん)
ジェットコースターに乗っているかのごとく疾走感とオチに爽快感MAXで面白かったです!!
ちょっとカフェの印象が変わりましたw
・幻獣料理のレシピ(森村直也さん)
最後のドラゴン調理法がとても好きでした、消えちゃうのか…!
生活感を感じるファンタジーで楽しかったです//
・葉桜の頃、桜葉の味(堺屋皆人さん)
本当に心があったかくなる日常ミステリでした。
桜餅のほんのりとした甘さとしょっぱさを感じるラストが美し美味しかったです。
発行:またまたご冗談を!
判型:文庫(A6) 100P
頒布価格:200円
サイトまたまたご冗談を!
レビュワー:愛懐りさ