笑う窓

その窓を通り過ぎてくれ
鍵をかけても駄目なんだ
いつの間にかまた開いていて
風もないのに澄んでいる
やわやわと君は近付いて
身を乗り出したりするだろう?

揺り籠を揺らす手は瞬いて
枝が
折れる
風もないのに

だから猫よ
構っておくれ
賢しく彼を構ってよ
あの窓を通り過ぎるまで
にゃわにゃわ見張っておいてくれ


Webanthcircle
シャリヴァリ 直参 C-20(Webカタログ
執筆者名:烏合某

一言アピール
 もじゃもじゃ絵も描く個人サークルです。
詩も絵もモノクロでちょぼんとしてます。

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