2015年3月20日 / 最終更新日時 : 2015年9月24日 straycat Review 切腹事始 舞台は慶応四年、新政府軍が迫りつつある奥州街道の入口・棚倉藩。国学者としての将来を約束されながらも不遇の地位にある主人公・金沢兵馬は、手習いの教え子である子供たちからある日、こんな質問をされる。 「切腹とは何か?」 迫り […]
2014年11月23日 / 最終更新日時 : 2016年2月5日 straycat Review ~すごくあたらしい歴史教科書~日本史C(2) 「誰も知らない歴史、教えます――」 学校で手にしてきた教科書には載らないような<誰も知らない>日本史をテーマにした、総勢18名で送る歴史小説のアンソロジー。 (※twitterアカウントの紹介文より転載) ※過去の感想は […]
2014年9月16日 / 最終更新日時 : 2015年9月1日 straycat Review 半島と海峡の狭間で 1970年代初頭、韓国大使館員として中華民国・台北に赴任したキム・ギョンナムは、当地で日米両政府が大陸・中華人民共和国に接近し、台湾の国際的孤立が高まるという緊迫した状況に直面する。国民党一党独裁下の台湾と、軍事政権下の […]
2014年5月20日 / 最終更新日時 : 2014年5月20日 straycat Review 夜来香 中国短編小説集 一より「口琴」(2) 民国期の中国大陸。横暴極める日本人の振る舞いに憎悪の念を抱きつつも、北平(現・北京)で起こる激しい抗日運動の行く末に不安を感じた丁安遠は、その争いから身を遠ざけるようにして漢口へと移り住む。帽子屋の家に間借りした彼は、そ […]
2014年5月14日 / 最終更新日時 : 2015年2月22日 straycat Review 妖都上海のでぶ女 巨大な蝸牛に似た階差機関「転輪聖機」を中心に座する妖都上海。その一角で育つ少女雪娥の悩みは迫ってくる纏足への恐怖だった。 「私は四つの時にやったの。覚悟しておくことね」 「見なさい、私の足、こんなに小さくて可愛いの」 「 […]
2014年5月12日 / 最終更新日時 : 2016年2月5日 straycat Review ~すごくあたらしい歴史教科書~日本史C(1) 誰も知らない歴史教えますー。をキーワードに、18名の著者による歴史・時代小説アンソロジー。弥生時代から昭和初期まで網羅。
2014年4月9日 / 最終更新日時 : 2016年2月5日 straycat Review さんた・るちやによる十三秒間の福音(2) 舞台は近世初期、キリシタン弾圧の嵐吹き荒れる長崎。 長崎奉行所同心の山中孫四郎は、その剣の腕を見込まれて、 キリシタンたちの斬首を執り行うことになる。 そして孫四郎は刑場に引き出されたキリシタンの女、 「るちや」の最期の […]
2013年11月25日 / 最終更新日時 : 2016年2月5日 straycat BL・百合 シタルキア創国記序章 自由の翼 異母兄アスファーンによって追い詰められ、虐げられる王子エルシアン。愛していると嘘を重ねながら彼を翻弄するアスファーン。二人の間に横たわる、愛と憎悪が運命の輪をまわす。大河長編・異世界架空歴史物語。 (著作者様サイトより)
2013年11月22日 / 最終更新日時 : 2016年2月5日 straycat Review 出雲残照 戦乱の大陸を捨てて海に漕ぎ出した張旦は、東海の倭国に辿り着く。そこで彼が出会ったのは聡明な王「イズモタケル」だった。彼の治めるイズモの地で、張旦は平安な暮らしを手に入れるが、しかし、そのイズモにも戦火が迫る。大軍を率いて […]
2013年11月19日 / 最終更新日時 : 2016年2月5日 straycat Review さんた・るちやによる十三秒間の福音 舞台は近世初期の長崎。吹き荒れるキリシタン弾圧の嵐と、殉教者たちの姿を刑場の役人たちの視線から描く表題作をはじめ、『平家物語』屈指の名場面「重衡被斬」に取材し、南都の夜を描く『或る罪人の死』、チャップリンの名作映画『モダ […]