2019年2月12日 / 最終更新日時 : 2019年2月11日 straycat 第8回Webアンソロ「花」 花 サークル名:メンタルティック→ワルツ★(URL) 執筆者名:月ノ音姫瑠 一言アピール ロリィタが故に紡がれた詩が此処に。詩人であるが故のロリィタの姿が其処に。貴方の心を映す叙情詩を贈ります…―
2019年2月12日 / 最終更新日時 : 2019年2月11日 straycat 第8回Webアンソロ「花」 花も僕らを知らない 博物学者ローレン・アイズリーは、その著書の中でこう言っている。 「自然に関して『ありふれた』状況などはありえない。昔むかし、世界には一本の花もなかったのだ」 そのとおりだ。 そして人間がこの星に生まれた頃には、世界 […]
2019年2月11日 / 最終更新日時 : 2019年2月10日 straycat 第8回Webアンソロ「花」 死んで花実を。 三丁目の二階建ての古いアパート。そこの204号室に木が生えた。 幸い、104号室の住人はその時留守にしていたらしい。けが人はいない。でも、天井から根っこは降ってくるわ、その結果家電は壊れるわでかなりの怒ってるらしい。 […]
2019年2月11日 / 最終更新日時 : 2019年2月10日 straycat 第8回Webアンソロ「花」 養花小録~朝鮮士大夫のガーデニングライフ 今日も菁川先生は庭造りに余念がない。このところ先生は時間があると庭に出て草木の手入れをしている。その姿は楽しそうで見ている方も気持ちが和んでしまう。 先生が造園を始めたのは、数年前、副知敦寧付事に任命されてからである […]
2019年2月11日 / 最終更新日時 : 2019年2月10日 straycat 第8回Webアンソロ「花」 リビングデッドフラワー MIST OF WAR 2次創作 -------------------- 出会いは、霧の深い日だった。戦場の中に凛として咲く花が君だった。 この世界に来て間もない僕の、一目惚れだった。 君は自由な人だった。ウォーハイド […]
2019年2月11日 / 最終更新日時 : 2019年2月10日 straycat 第8回Webアンソロ「花」 雑草の庭 叔父がいいというので刈ってしまったけれど、いくつか花が咲いていた。土の肌に晒された草花は、日照りのためにすっかりしなびている。死んだ雑草たちの庭。墓穴を掘っているような気分だ。 定年退職してから祖母は園芸に凝るように […]
2019年2月10日 / 最終更新日時 : 2019年2月10日 straycat 第8回Webアンソロ「花」 花枯らしの姫 都の中でも、右京と呼ばれる地域。その西京極大路沿いのとある邸に、一人の美しい姫が住んでいるという。 姫の名は、石子いわこという。その美しさは、花の如く。見る者は皆、心を奪われ、思わず手折り、己の物としたくなるほどだと […]
2019年2月10日 / 最終更新日時 : 2019年2月9日 straycat 第8回Webアンソロ「花」 斑 サークル名:花うさぎ(URL) 執筆者名:磯崎愛 & うさうらら 一言アピール 手製本を頒布するサークルです。公式アンソロ提出作品は新刊「斑(まだら)」の一部分切り出し。本編は磯崎による8000字小説です。菊花 […]
2019年2月10日 / 最終更新日時 : 2019年2月9日 straycat 第8回Webアンソロ「花」 たびねこ綺譚 ~たにねこ~ 猫の道は猫が知る。 猫は、よっぽどのおデブでない限り、頭が通るすき間は全身が通過できる。彼らのひげは、その幅を計るためにあるのだという。 僕の旅の相棒、黒猫のトントンは好奇心旺盛だから、ひげの幅の許す限り、どこにで […]
2019年2月10日 / 最終更新日時 : 2019年2月9日 straycat 第8回Webアンソロ「花」 冬の日 数日前の雪がまだ溶けきらずに後宮のあちこちに残っている。侍女たちの白い制服と同じく、冬の弱い日射しに輝いて眼底に痛い。 リュードは目を押さえ、溜息になった。この日の午後少し過ぎた頃から会議であるが、エルシアンは少し長 […]