2020年11月29日 / 最終更新日時 : 2020年11月28日 anthology_ex2 EX2 Webアンソロ「手紙」 癲狂恋歌 大学一年も、なんとか単位を取って進級し、二年になった。二年からは、学科専門の教科を学ぶことになるが、四年になるまで進級試験がないので、黙っていても三年には成れるはずだった。 だからというわけではないが、透は大学にあまり […]
2020年11月28日 / 最終更新日時 : 2020年11月27日 anthology_ex2 EX2 Webアンソロ「手紙」 長い夏の忘れもの その手紙は、長いこと読まれなかった。 「シークさん、恋文ですよ」 今日の伝書鳩当番は美女―――ではない。そう見紛うばかりの美貌の持ち主、名をシャンクという。剣士としては珍しい長い髪が、真夏の陽光を浴びて繊細にきらめいて […]
2020年11月28日 / 最終更新日時 : 2020年11月27日 anthology_ex2 EX2 Webアンソロ「手紙」 マミ。 マミへ 先日マミがLINE通話で「あたし親友が居ないの。ゆっちゃん親友になってよ」って云って、私が、「いいよ、じゃあ今日から私とマミは親友ね」 と、云ったとき以来、少し嬉しく浮ついている。 私はもともと『たったひとりだ […]
2020年11月28日 / 最終更新日時 : 2020年11月27日 anthology_ex2 EX2 Webアンソロ「手紙」 忍者VS警備員(あるいは五百年後の乱痴気騒ぎ) 「実は、ある集団から命を狙われているんだ」 秋風とぽかぽか陽気に包まれた、住宅街の公園にて。アタッシュケースを抱きしめた小太りの中年男は、大まじめにそう言った。 唯一それを聞く相手はといえば、目つきも態度も悪いチンピラ風 […]
2020年11月27日 / 最終更新日時 : 2020年11月26日 anthology_ex2 EX2 Webアンソロ「手紙」 nowhere エースコンバット7 2次創作 リーナ・カーステン。後に「ブラウニー」のTACネームで呼ばれる彼女と出会ったのは、国防空軍士官学校に入学して割合すぐのことだったと思う。 これはどこの国でも大して変わらんもんなんだろうが、 […]
2020年11月27日 / 最終更新日時 : 2020年11月27日 anthology_ex2 EX2 Webアンソロ「手紙」 招待状 「――なに? ケーデル四等将官、御辺ごへん、招待されておらなんだのか?」 将軍執務室からの帰りに私の居る将官執務室を覗いたという年長の友が呆れ声で発した問に、私は、「ええ」と無造作に頷いた。「ですので、伺う予定はありませ […]
2020年11月27日 / 最終更新日時 : 2020年11月26日 anthology_ex2 EX2 Webアンソロ「手紙」 主役のお呼び出しをいたします 自由猫の定休日、いつものように昼頃起きると、ナシ子の姿がなかった。「ナシ子~?」 スウェットの裾から手を入れて、なんとなくかゆい傷痕を指の腹で掻きながらユニットバスを覗く。いない。 ワンルームなので、ほかに姿を隠す場所 […]
2020年11月26日 / 最終更新日時 : 2020年11月25日 anthology_ex2 EX2 Webアンソロ「手紙」 一度死にかけた俺は、あやかしの世界でお菓子を作る契約を結びました アルバイトから家に帰ると、机の上に手紙が一通届いていた。 ポストを経由しない不思議な手紙。それを見た瞬間、自分の力を生かせない、単純作業のむなしい疲れが消えていく。 柔らかで破れにくい和紙の質感は、違う「世界」のものだ […]
2020年11月26日 / 最終更新日時 : 2020年11月25日 anthology_ex2 EX2 Webアンソロ「手紙」 新たな道に進む前に ペン先にインクを付けて、花柄の便箋にそれを下ろす。そしてゆっくりと文字を書く。まずは『オルテガお父様へ』と。それから行を変えて、本文を書き始めた。 あらかじめ下書きをした内容を確認しながら、書き進めていく。いつもよりも […]
2020年11月26日 / 最終更新日時 : 2020年11月25日 anthology_ex2 EX2 Webアンソロ「手紙」 おいしいおてがみ 白ヤギさんからの最初の手紙 くろやぎさんへこのあいだくれたモモ、すっかり傷んでいましたよひどくおなかをこわしましたお礼にすっかり傷んだリンゴをどうぞしろやぎ 黒ヤギさんからの返信 シロヤギクンの手紙とてもうまかった苦くて […]