テキレボWebアンソロ

いつかまた君と、ここで

SF

 見上げれば青い空。視線を下げると水平線が横に長く伸びている。海は空よりも青い。  さらに視線を下げると、海岸 […]


暗き波間から見上げるひかり

ファンタジー

――ああ、月が出ているな。  夜空を穿つ青白い真円と散りばめられた星々。零れた独白はその美しさへの感嘆などでは […]


ちゃんと笑える時まで

現代

 お出掛けの服を選ぶのは、私にとっては大仕事だ。スカートは制服以外だとまだ少し慣れない。その代わり、買ったばか […]


朽ちた人魚姫

恋愛

失恋を、した。 自分でもあまり実感というものは湧いていない。ただ、お腹の中に大きな氷の塊を埋め込んだように重い […]


喫茶かもめ

lowfantsy

 喫茶かもめ。海辺の街にありがちな名前のこの店には、特別なメニューなどなにもない。  コーヒーとカフェオレ、紅 […]


Now Loading

現代

 Now Loading……  海と緑と芸術のまち鴉原。 これはここ鴉原市の合い言葉のようなフレーズですが、こ […]


海辺にて

ミステリ

「彼女が初恋の君、か」  僕はからかうように言った。 「葵は大切な友人だよ」  そうは言ったが、彼女を見つめる […]


いつか、約束の海へ

恋愛

 折り鶴を大量生産するのをやめてからも、サトルが一之江と落ち合うのは決まって中等部の美術室だった。他の教科の宿 […]


サーモとカティ

現代

 生前、伯父は庭に缶詰を埋めておいたという。庭といってもマンションの共用庭だ。防災グッズのつもりだったのよと伯 […]


星の雫の落ちる日は

ファンタジー

 星の雫の落ちる日は、数年に一度の大きな祭です。とりわけこの国の首都であるカント城市には、ほうぼうの街や村から […]