血石に導かれて、二人の少年が辿り着いたのは鉱石を扱う店「天星(あまほし)鉱石店」。二人の望むものはここで得られるのか―――「天星鉱石店」
瘴気とスコールから逃れるために、人類は高層建築物に住むようになった―――「ふたつのグラス」
バイト先から、マジョさんのところへお使いを頼まれた―――「白魔女の庭」
三編からなる短編集。
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ライン河の城
ライン河沿いに建つホーエンシュヴァンガウ・ノイシュヴァンシュタイン・カッツの三つの城の写真と、それぞれの城にまつわる小説「白鳥城の無垢なる混沌」「黒き湖面の謎掛け」「ローレライと猫」で構成される一冊。
幻想 ──エリュシオンの終焉
舞台は19世紀末のウイーン。自堕落に暮らすヴィクトールは、ふとしたことでフレデリックと出会う。ヴィクトールの庇護のもと、フレデリックは声楽の才能を開花させ、その歌声がヴィクトールの生活を変えてゆく――