鉄道貨物輸送を生業とする「輸送管理官(トランスポーター)」。
カートはその職業に誇りをもっていた。帝国が倒れ、世の中が変わろうとしているとき、カートは厄介な荷物と巡りあう。
(サイトより転載)
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竜の花嫁
竜の花嫁<アー・ジャ・ランタ・>。
竜に嫁ぎ、竜に喰われ、竜の怒りを鎮める者。
若い娘を竜に嫁がせ続けて数百年。
竜は守り神として山に縛られ、
娘らを喰らうかわりに、麓の村を守り続けていた。
最後に捧げられたのは、
村でもっとも嫌われていた娘。
野火のように激しく、荒々しく、彼女は村を憎んだ。
なぜ、自分が喰われねばならないのか。
問うた娘に竜は応えた。
「いいや私はもう人間は喰わない。
お前は村へ帰って良いのだ」
(裏表紙より転載)
トランスポーター2 ~オペレーションスカイブル- ~
おそらく第一次大戦の前後くらいとおぼしきヨーロッパの架空の国が舞台。
帝政下で鉄道貨物の管理輸送に従事していた、輸送管理官《トランスポーター》の活躍を描く。
革命によって帝政が崩壊して間もない某国。鉄道貨物の管理輸送に従事していた輸送管理官《トランスポーター》のカートは、ある日、厄介な貨物輸送を担当することになる。その貨物とは、革命政府による処刑の手を逃れて亡命を果たそうとする、帝国最後の皇女メリーだった。カートは革命政府の手をかいくぐり、彼女を帝都から脱出させることはできるのか…。