雪行路


妖鬼士伝/華央鬼記

 唯一の肉親であった姉を略奪され、孤児院で労働に従事しつつ、独り立ちする日をじっと待っている少年、相翰。黄鈴となのる少女が孤児院に現れたその夜、彼の元にさらわれたはずの姉が戻ってくるが、姉は弱っていくばかりで……

 通じ合う言葉があれば、通じ合わないとき、一層虚しい。
 一人の女をめぐる齟齬と慟哭の物語。

(サイトより転載)

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エッセンシャル技使い


『あなたもこれで流れの技使いに』
ふざけた謳い文句を掲げた技使い訓練所。そこへ足を踏み入れた者は誰一人帰ってこないという。町長から調査を依頼された僕は、たまたま居合わせた流れの技使い二人と共に潜入することになり……
ライトな異世界ファンタジー
(ブックカバーより)

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千刺万紅


記者、文学少女、娼婦、女学生、代行者、郵便屋、研究員……そして、やせっぽちの少女。
これは、「彼女たち」に関わる機械仕掛けの何でも屋シスルの、長すぎる後日談。
砂紅果香(高村暦)女史との共著で送る、SFファンタジーシリーズ『終末の国から』の短編集。
(サイトより転載)

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マー・フィーの法子さん


 「ええ、バカバカしいにも程があるでしょ? でも、報酬(フィー)を夢見て手数料(マージン)を割いてくれた人達の思いは、本物だわ」

浪人生江戸屋義康(えどやよしやす)の元に、姉法子(のりこ)からの電話が十年振りに届いた。彼女の営むビジネスマッチングサービス『ハートキャッツ江戸屋』で、人の縁が織り成す社会を垣間見た義康だったが、膨大な額の報酬が動くその裏で、姉が企む計画の存在を知る。

公海上の自称国家ハインリヒ公国とは。国税局が嗅ぎつけた『ハートキャッツ江戸屋』と姉の真意とは。

姉への想いに戸惑いながらも、義康は謎と謎の間隙を走り出す。これは、人生に最高の手数料と報酬(MARGIN & FEE!)を求めて戦う人達の、ビジネスアクション・ラブファンタジーである。(公式サイトより)
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