幻想銀座 vol.1


ファンタジー系ライトノベル合同誌。

『魔女のフヘン的純愛』(羽根川牧人&むらいち)
魔法学院の先生に恋をした私。
叶わぬ想いを揺り動かすのは、ある日見つけたフシギな石板。
ねえ石板? どうすれば先生のこころを手に入れられる?
答えてくれたなら、何だってやってみせます。
そう――愛のためなら、ありとあらゆる行為が許されるのですから。

『二人で空を飛ぶ方法』(吉田岡&露鴨)
大海に浮かぶ浮島都市に住む少年・ハクロウには、空と宙との境界【汽空域】開発のパイロットになるという夢があります。
しかし、夢には壁がつきもの。
前途洋洋なはずのこの少年の眼前に立ちふさがるのは、高所恐怖症という、馬鹿馬鹿しくも致命的な問題なのでした。

(サークルサイト様より転載)
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幻影機関


この都市の蒸気は深く濃い。
――変貌する怪人と赤色をまとう探偵
――逃げこんだ諜報員といにしえの種族
――駅に降り立ったばかりの極東の女性
蒸気都市国家〈帝都〉にて織り成される三つの物語。

蒸奇都市倶楽部が発行するオリジナル世界のスチームパンク風作品集。第一号となる「幻影機関」には『白き貌、赤き異』、『鐡と金剛』(前編)、『暗翳の火床‐地下炉‐』(前編)の三編を収録。また巻末付録として帝都小辞典も収録。

(創作文芸見本誌会場 HappyReading 様に掲載のあらすじより転載)

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竜の花嫁


竜の花嫁<アー・ジャ・ランタ・>。
竜に嫁ぎ、竜に喰われ、竜の怒りを鎮める者。

若い娘を竜に嫁がせ続けて数百年。
竜は守り神として山に縛られ、
娘らを喰らうかわりに、麓の村を守り続けていた。

最後に捧げられたのは、
村でもっとも嫌われていた娘。
野火のように激しく、荒々しく、彼女は村を憎んだ。

なぜ、自分が喰われねばならないのか。

問うた娘に竜は応えた。
「いいや私はもう人間は喰わない。
お前は村へ帰って良いのだ」

(裏表紙より転載)

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猟犬の残効(2)


2022年、ニューヨーク。フリージャーナリストのダイアンは、元夫ギルバートとともに奇妙な失踪事件に携わる。犯人は誰か。なぜ起きたのか。一切が不明のなか、浮かび上がってくるダイアンとギルバート、そして養女・ジャンナの過去。錯綜する事件はやがて大きな転換期を迎え、三人の手から離れはじめていく―
三日月理音がお送りする、ハードボイルドサスペンス。(表紙裏より転載)

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幽人、籠枕を好み


内と外。境界の向こうで微笑む彼が、私を待つ──
古書店を営む『私』は常連客の『先生』に手を引かれ、今日も不思議に触れていく。哀しき魚たちの魂に触れる『魚の話』、不可解な人間の心に触れる『幽霊の話』、そこに映るものについて頭を悩ませる『映るものの話』。
サークル・梟流がお送りする夏の青春怪談短編集。
(裏表紙あらすじより抜粋)

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ど素人お洋服談義


<作品紹介>
 日が沈んだ後の、しんと静かな部屋の中で、姉の紗依子が手首を切っている。
電灯もつけずに机に向かい、かみそりを肌に当てる。動きを止めているように見える指先にはちゃんと力が込められていて、刃先が少しだけ肉に入る。赤い血の玉がぷくりと膨れ、音もなくはじけた。
液体はさらさらと皮膚の上を流れてゆく。紗依子はそれを楽しげに眺めている。
口元に浮かんだ小さな微笑みを、僕は黙って、見つめる。
(柳田のり子「薄紅の家、素晴らしき世界」より)

 関東地方のM市の路上で、夜中に歩いている若い女性が刺されたり、腕を傷つけられたりしている事件があるだろう。
あの犯人は私だ。
夜中にニットキャップをかぶり、口の中にガムを放り込んで自転車で出かける。
自転車を漕ぎながら歌う歌は「おお牧場はみどり」。
何故かいつもこれだ。
(よいこぐま「くまさん」より)

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メリーゴーランド


『が ん か け』多々畳

女子の考えていることがわからない。
女子高生の考えていることも、
おばさんの考えていることもわからない。
ただ一つわかっているのは、
女子は花が好きだということ。
とびきりの花言葉を添えて、あの人に渡そう。

『フリーバード、ソングバード』遊佐はなえ

貝殻荘は平和なアパート。
ここの管理人であり大家でもある甲斐美耶子は、
変化を嫌い、安定をこよなく愛している。
そんな美耶子の平穏な日々は、
自分とはまるで正反対の男・井山透があらわれた時から、
徐々に変わっていく――。
ずるい大人たちの恋愛未満小説。

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